プリンタメーカーの決算発表

各社の4-6月期決算が発表されております。

 

想定されていたとはいえ、厳しい内容となっております。

 

・ミマキ

4-6月期  売上   79.0億円(-40.6%)  営業利益 -11.1億円(赤字転落)

通期予想 売上 421.0億円(-33.9%)  営業利益 -36.3億円(赤字転落)

 

・ローランドDG(決算発表延期により、修正発表の数値)

1-6月期  売上 157.0億円(-21.5%)  営業利益 -11.0億円(赤字転落)

通期予想 売上 318.0億円(-22.0%)  営業利益 -13.0億円(赤字転落)

 

・MUTOHホールディングス

4-6月期  売上 26.3億円(-40.6%)  営業利益 -4.6億円(-)

通期予想 未公表

 

リーマンショックを彷彿させる大ダメージですが、当時は2年後から経済が回復し、アベノミクスの円安政策もあって、ミマキもローランドDGもその後大幅に売上を伸長させました。

 

今回もそうなれば良いのですが、エプソンや中国メーカーの存在も大きくなりましたし、新型コロナ禍により世の中が劇的に変化する可能性もある中、果たしてどうなるのでしょうか?

 

何にせよ一刻も早く収束して欲しいですが…


エプソン 新型昇華プリンタ SC-F10050雑感

エプソン販売の営業マンも「どのくらい売れるのか見当がつかない」と仰ってましたが、確かに従来機とは別次元のスペックの、完全にヘビーユーザーのみをターゲットにしたプリンタですから、想像がつきませんね。

 

旗幕プリント業者の多くがダイレクト捺染プリンタを好んで使用していることを考えると、テキスタイル・スポーツアパレル業者がターゲットになるのかと思いますが、日本国内ではターゲットユーザーは限られてくるのかもしれません。

 

注目のインクの価格は10Lパックが60,000円とのことでしたので、ミマキTS55の10Lボトルと同単価の設定になっております。

 

ユーザーの多いミマキの2Lインクパックが@20,000円ですから、毎月30L程度使うユーザーで約120,000円/月のコストダウンできる計算になりますので、ヘビーユーザーには導入検討理由の一つになるのでしょうね。

 

エプソンプリンタの画質に関しては説明の必要も無いかと思いますが、プリントヘッド高 1.7-2.0mmが標準設定でしたから、ヘッド擦りを気にして目一杯ギャップを取っているユーザーには、とても高精細な画質に感じられると思います。

 

大型プリントヘッドの恩恵で、転写紙が膨潤する前にヘッド下を通過してしまうので、こうした設定が可能になるわけですね。

 

プリントスピード、プリント品質、耐久性、ランニングコストといった点を総合的に考慮すると、考えようによっては本体約800万円というのは、破格の安さなのかもしれません。もちろん「仕事があれば」という話ですが(笑)

 

弊社のような零細プリント業者には、このプリンタはハイスペック過ぎて手が出ないですが、現行SC-F9450の後継機にSC-F10050の優れた機構を取り入れれば、汎用の昇華プリンタとしては最強のモノが出来上がりそうな気がします。

 

数年先のことになるのかもしれませんが、期待したいですね。


【続き】エプソン ユーザーセルフリペア保守契約

新たに導入されたエプソンのユーザーセルフリペア保守契約ですが、「ユーザーでも簡単に部品交換できる」というのが前提になります。

 

hpとキャノンを除けば、どのメーカーも「プリントヘッドはユーザーに触らせない」という方針でしたが、実際 交換作業を見ていると面倒臭そうですし、自分でやりたいとは思いませんよね(笑)

 

私も半信半疑でしたが、ショールームで新型ガーメントプリンタSC-F3050のプリントヘッド交換動画を見てビックリ、なんとドライバーも六角レンチも必要とせず、簡単に交換できるようになっておりました!

 

フラットケーブルの接続コネクター、ダンパー等があるポンプユニット、プリントヘッドの3つのユニットに分割されていて、それぞれをパカッと外してはめるだけの簡単さでした。

 

交換時には液晶画面に交換の手順が表示され、交換後は各種調整を自動で行ってくれるそうですから、ほとんど手がかかりません。

 

こういう細かな芸当は、パーソナル用からオフィス用・産業用と多岐にわたるプリンタを、何十年にもわたって積み上げてきた開発力のなせる業かもしれませんね。

 

しかも、これらのプリンタには自己診断機能が付いており、プリンタの故障原因やパーツの交換時期といった情報を表示してくれるそうですし、同時にエプソンのサービス部門でも情報を共有できるようになっているとのことでした。

 

この機能は既に2年前からオフィス用プリンタで実用化されていたそうですから、エプソンのような大企業は使い廻せる技術をたくさん保有しているという点で、圧倒的に有利な状況にあることを認識させられます。

 

説明を聞くと開発から保守サービスまで、ハードウェアからソフトウェアまで全てが一連に繋がっており、「実によく考えられているなー」と感心しました。

 

やはりエプソンは他メーカーとは格が違う気がしました(笑)


エプソン ユーザーセルフリペア保守契約

昇華プリンタ SC-F10050とガーメントプリンタ SC-F3050の発表と共に、新たな保守契約としてユーザーセルフリペア保守契約も発表されました。

 

どのような保守契約システムなのか、ショールーム訪問時に説明していただきました。

 

こちらの2機種はユーザーセルフリペア保守契約以外の保守契約は存在しませんので、ユーザー自身でヘッド交換といった作業を行うことが前提となります。

 

記憶が曖昧なところもありますが、新しい保守契約システムの特徴はこんな感じでした

 

SC-F10050の場合

1.導入時にパーツ交換の講習を受ける

2.年間保守契約料金  200,000円

3.プリントヘッド代金  200,000円

4.その他消耗パーツも有償

5.サービスマンを呼んだ場合も有償

6.保守契約は導入後 最長7年

 

保守契約で一般的な「契約中は何回サービスマンを呼んでも無料」ではないですから、少々割高に感じる方が多いかもしれませんが、スポット保守契約になるとプリントヘッドの価格は400,000円/個とのことですから、「お得なシステムです」との説明でした。

 

この保守契約にした理由はいろいろ考えられますが、「セルフメンテナンスを可能にして、少しでもダウンタイムを短くするため」という方針の一環のようです。

 

日本の都市部であれば即日修理に来てくれる場合も多いですが、世界中でこうしたサービス体制を敷くのは不可能でしょうから、この辺りはとても合理的な判断かと思います。

 

当然、予備のパーツをユーザーが在庫する必要が出てきますが、そうなると無償という訳にもいかないのでしょうし、ユーザー毎に使用状況が異なることを考えると、消耗パーツは有償とした方が平等という考え方もできます。

 

莫大なプリント量のユーザーが多い可能性を考慮すると、従来型の「サービスマン呼び放題」保守契約では料金設定が難しいのかもしれませんね。


【さらに続き】エプソン新型プリンタを見学

その他にも、A1サイズの昇華プリンタ SC-F551という機種も、合わせて発表されておりました。

 

通常のM・Yインクの代わりに蛍光ピンク・蛍光イエローを搭載した、変わり種のプリンタです。

 

しかし、蛍光インクをプロセスカラーとして使うには難しい面があり、現実的には通常のCMYK+蛍光インクというセッティングでないと、実用的では無いように感じましたが…

 

このプリンタをわざわざ別モデルとして発売する以上は、蛍光色の昇華プリントはニーズが高いということだと思いますが、どういった品物に使用されているのでしょうかね?

 

印刷物というよりは、グッズといった趣味の領域のプリンタかもしれません。

 

いろいろ考えてみましたが、私にはまったく思いつきませんでした(笑)


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