本日の問い合わせ

電話で問い合わせがあり、「ミマキの昇華インク SB53の濃い黒のチップを探してます」とのこと。

 

昔 SB51/52あたりの昇華インクで、黒インクのバリエーションが数種類あるというのは聞いたことがあるのですが、SB53でも通常の黒インクとは別に濃い黒という品も用意されているようです。

 

エプソンの昇華インクも黒は2種類用意されているようですから、スポーツアパレルといった分野では高濃度インクの要望が強いのかもしれませんね。

 

で、「御社は何をプリントされているのですか?」尋ねたところ、「実はインクの開発をやっておりまして…」とのことで、しばし雑談しておりましたが、本職の方だけあってプリンタ業界の内情に詳しく、いろいろ興味深い話も聞かせていただきました。

 

近年 インクジェット用インクも価格競争がとても激しくなり、「旨味のあるビジネスではなくなった」と仰ってまして、プリンタ販売競争の激化が、インクメーカーにも大きな影響を与えているのかもしれません。

 

「ドンペリより高い」と言われ、暴利を貪っているイメージのあるインクジェット用インクですが、実際のインクビジネスはそれほど簡単ではないようです。

 

実際、暴利を貪っているのはプリンタメーカーですしね(笑)

 

それにしても、お会いしたことも無い方と「昔のプリンタは簡単で良かったですよね…」と昔を懐かしんだりして、妙なひと時でした(笑)


中国からミマキのチップを取り寄せました

先月のことですが、お客様からミマキのチップの問い合わせがございました。

 

昇華インクSB54 2000ccインクパックが3本期限切れしてしまったとのこと。同製品は20,000円/1本くらいするかと思いますので、結構な損失です。

 

話を聞く限りでは、購入時点で期限が2-3ヶ月くらいしか残っていなかったとか…。ミマキさん、大丈夫ですか?(笑)

 

弊社の仕入れ先はSB54チップを作っておりませんが、「何とかなりませんか?」とのことでしたので、取引先の営業マンに教えてもらった中国の業者からチップを取り寄せした次第です。

 

とりあえず、無事使用できたとのことで良かったです。

 

こちらのお客様には弊社転写紙をご使用いただいているので、頑張って対応いたしましたが、一見さんにはこのような親身な対応はいたしませんので、悪しからず(笑)

 

現実問題として、数個レベルでは仕入原価が高くて利幅が取れませんので、商売として成立しません。

 

しかし、何回も書いているのでうんざりですが(笑)、ミマキももう少し在庫管理をきちんとできないのでしょうか?

 

品質管理上、使用期限を設けることは理解できますが、こんな些細なことで信頼を損ね、結果的にユーザーを失うことになるとすれば、本末転倒と言わざるを得ませんね。


【さらに続き】インクの色

思い返すと、溶剤プリンタに本格参入したエプソンのSC-S70650の、C/M/Y/K/LC/LM/GREY/ORANGE/白/SILVERというのが、インクを多色化したプリンタの先駆けでした。

 

2012年8月発売となっておりましたので、約8年も前のことになります。

 

知り合いのサイン業者さんが導入したので話を伺ったところ「オレンジが綺麗なのでauの看板とかに良いかも」、なんて話していたのを思い出しました。

 

その少し後には「返品したい」と仰ってましたが(笑)

 

その話の通り、オレンジ・グリーン・赤といったインク色は、コーポレートカラーの出力が多いサイン業者さんには有用なのでしょうね。

 

現状ではコーポレートカラーのサイン製作には、カッティングシートを使用しているケースが多いと思いますが、多色やグラデーションを使用しているロゴデザインもあったりしますので、色が出ればプリントで済ませたいという場合も多いかもしれません。

 

グレーも色転びが気になりますので、グレーインクも必須です。

 

そう言えば、お客さんの車両塗装業者さんが「メタリックのステッカーを作りたい」とのことで、「シルバーのメディアにプリントしたら?」と返したところ、「ビンテージバイクのステッカーを完璧に再現するためには、メタリックインクでないとダメなんです!」と仰ってました。

 

ということで、ニッチ需要に対応するにはメタリックインクも欲しいかな。

 

川崎のバイクの特色グリーンもあるとマニアは喜ぶかも…、などと考え始めるとキリが無いですね(笑)

 

そんなコダワリのあるユーザーは、世界にはたくさん居そうな気がしますが、その諸々のコダワリを1台のプリンタに集約するとしたら、一体何色のインクがあれば実現できるのだろうか?

 

ブログを書いているうちに自分でもちょっとワクワクしてきて、ここまできたら極限まで色再現性を追求した、究極の溶剤プリンタを見てみたい気がしてきました(笑)

 

現行のエプソンプリントヘッドには、12のインク経路を1ヘッドにしたモノがありますから、現在のところ12色というのが現実的な最大の色数かもしれません。

 

ということで、10色のインクを搭載したエプソンのSC-S80650の後継機では、さらに凄い高画質プリンタになることを期待したいです。

 

インクの色の話題は、新たにグリーンインクを搭載したローランドDGの新型プリンタ発売を切欠に書き始めたのですが、最終的には「エプソンに期待」という結論に達してしまいました(笑)

 

やっぱり時代はエプソンなのかな…


【続き】インクの色

自分の理解度では色の話は難しいですが、「インク色を増やせば綺麗な色が出る」というのは、雰囲気で分かった気になります(笑)

 

エプソンSC-S80650は、M/LM/ORANGE/REDと赤系統の色だけで4色も使用しておりますが、もの凄いコダワリがあったのでしょうし、結果的にそのコダワリがユーザーの評価を高めたのかもしれません。

 

そもそも顔料の色も理論値のCMYKとは異なりますし、インクの顔料濃度やプリントヘッドの液滴の大きさ、着弾精度・ドットゲインといったところも画質・色に影響しますから、メーカー技術者の皆さんが知恵を絞っているところかと思います。

 

とは言え、プリンタの製造コストを抑えるためにも、無闇にインク色を増やせば良いという訳でもないでしょう。

 

下の図の通り、LC/LMの補色は色域の拡張には影響しませんが、人間の目には階調性の高さや粒状感の少なさといったところで、画質の違いをパッと判断できるのですから、単純に「色域が広い」=「高画質」という訳でも無いと思われます。

 

 

TrueVIZシリーズを含む一般的なラージフォーマットプリンタの場合、6色/8色モードを選択するとプリントスピードが、4色モードの半分になってしまうのが大きなデメリットですよね。

 

私もプリンタ導入時に「画質を取るか?、スピードを取るか?」迷う時もありますが、仕事は早く終わらせたいので4色モードです(笑)

 

高速プリントが特長のOKI M-64Sも一部で強い支持を集めておりますから、プリントスピードへのユーザーニーズはまだまだ大きいものがあるように思います。

 

ローランドDGにとって新型溶剤プリンタ VF2-640は今後の主力機種でしょうから、インク色数が増えた分のプリントヘッドを増設して、広色域+高速プリンタという特長を打ち出した方が、面白かったような気がします。

 

いずれにしても、色彩・スピード・価格の全てが優れたエプソンSC-S80650が大ヒットとなり、ユーザーの目が肥えてしまった以上、メーカーとしてはインク多色化に対応せざるを得ないのでしょうね。

 

コダワリもお金も無い弊社は、未だにJV33を4色モードで使い続けておりますが、いつまでこの流れに抗えるのだろうか?(笑)


インクの色

ローランドDGの新型溶剤プリンタが、オレンジ・グリーンインクを搭載し、計8色のインクが使用可能なことは先日のブログで書きました。

 

インクの多色化は最近のトレンドなのかもしれません。多色インクのプリンタを調べてみました。

 

●swissQprint

C/M/Y/K/LC/LM/GREY/ORANGE/GREEN/VIOLET/白/バーニッシュ(クリア)が用意されていて、インク色数はユーザーの要望によりカスタマイズできるそうで、最大9色まで搭載可能とのことです。

 

●EFI(VUTEK)

機種により異なりますが、CMYK+白+オプション LK/LC/LM/ORANGE/VIOLETという構成で、ユーザーの要望により選択可能なようです。

 

●エプソン 溶剤プリンタ SC-S80650

C/M/Y/K/LC/LM/GREY/ORANGE/RED/白 or SILVER

 

●ローランドDG  RF-640 8C

C/M/Y/K/LK/RED/ORANGE/GREEN

 

●ローランドDG VF2-640

C/M/Y/K/LC/LM/ORANGE/GREEN or C/M/Y/K/LC/LM/LK/ORANGE

 

ミマキの溶剤プリンタはC/M/Y/K/LC/LM/LK/ORANGEという構成となっておりますが、これからもっと増える可能性があるのでしょうか?

 

一方で昇華プリンタは4色仕様のプリンタが多いのですが、染料インクはもともと高発色ですし、テキスタイルは目が粗いので粒状感が目立ちにくい等々、多色化しても効果が薄いということなのかもしれません。

 

販売価格が200万円程度の量産プリンタでは、コスト面での制約もあるでしょうし、プリントスピードも重要な要素ですから、どれが最適解なのかは難しそうですね。


ミマキのインク

ブログにコメントを頂きましたが、「インクは武漢が閉鎖になった時、ミマキの営業マンから欠品になるかも、と聞かされてましたよ」とのことで、ユーザーには案内があったようです。

 

弊社にはそのような案内は無かったです。冷たいメーカーですね…(笑)

 

ミマキの純正昇華インクは中国製と聞いておりましたが、溶剤インクはどこ製なのだろうかと思い、純正SS21インクカートリッジのラベルを見てみると「PRODUCED IN TAIWAN」との記載がありました。何だか微妙な表記ですね…

 

調べてみると原産国表記の規定により、このような表記なのではないかと思われます。

 

MADE IN JAPAN=主要原材料が日本製で且つ加工も日本である

PRODUCED IN JAPAN=最終加工を行った場所が日本である

 

おそらくですが、こんな感じの意味合いかと思います。

 

従いまして台湾工場でカートリッジの組み立てを行っておりますが、中身のインクの生産国は不明ということになります。

 

ちなみにROLAND DG エコソルMAXのカートリッジには、MEDE IN JAPANとの記載がございました。

 

ミマキ アメリカのウェブサイトによると、JV300Plusで使用可能なインクは下記の通りとなりますが、Solvent Ink(BS53/BS54)という海外市場専用の溶剤インクが用意されております。

 

 

価格は分かりませんが、低価格な社外製インクに対抗するために用意したものと思われます。こういったインクは中国で生産されているのでしょうね。

 

ウェブ検索でたまたま発見してしまったのですが、中国ではミマキ純正昇華インクが国内流通価格の1/3程度で販売されているようなのですが…

 

 

武士の情けでモザイクを入れておきました(笑)。実際に中国から買っているというユーザーの話も聞いたことがありますし、もしかすると販売店が輸入していたりするのかもしれません。

 

こういった事象を見ると、少し前にブログで書いたヤフオクで純正インクカートリッジが安く販売されている件は、海外からの輸入品なんでしょうね。

 

個人的には国内ユーザーに合理的な説明が不可能な、国内・国外の2重価格といったやり方は慎むべきではないかと思うのですが…

 

どうせならエプソンのように、日本国内で販売するプリンタだけ専用モデルにするくらいの、用意周到さが欲しいところです(笑)


【昨日の続き】ミマキ ES3インク

昨日 ミマキES3インクのことを書きましたが、本日もまた問い合わせの電話が。

 

「ES3インクを使っているのですが、白インクだけSS21になっておりまして、期限切れしたので白チップを注文したいのですが、この場合はSS21のチップで良いのでしょうか?」とのこと。

 

ES3の白インクカートリッジは2-3年前に販売中止となり、このような状態なのだそうです。

 

ミマキのウェブサイトでは、ES3インクの白カートリッジはまだ販売していることになっているようですが…

 

何だかよく分からないですね(笑)


今日の注文

夕方5時頃に初めてのお客さんからメールと電話が来まして、「ミマキES3インクカートリッジを今日出荷してもらえませんか?」とのこと。

 

ぎりぎり発送に間に合いましたが、お客さんによると「メーカー欠品のため困っております」とのことで、失礼ながら半信半疑という感じです。ユーザーもそれなりに居ると思うのですが、インクを欠品しますかね?

 

弊社取引先によると、SB60昇華インクはしばしば欠品していたそうなので、あり得ない話ではない気もしますが…。本当であれば、相当ダメなオペレーションですよね。

 

SS21インクは2Lパックといった割安なバリエーションを用意しておりますが、ES3インクは従来型440ccカートリッジのみで、積極的に売る気も無いようですし、よく分からない扱いです。

 

それでも、新型のJV300plusにもES3インクは使用可能となっておりますので、販売を止める予定はないようです。

 

売る気が無いのであれば、新型プリンタ発売を機に止めればよいと思うのですが、何か理由があるのでしょうかね?

 

余計なお世話かと思いますが、私は含み損を抱えたミマキ株主なので、ミマキユーザーの顧客満足度が低下することを、心底心配しております(笑)


HP LATEXインクのコンパチインクカートリッジ(互換インク)を見つけました

HPが初めてLATEXインク搭載プリンタを発売したのが、2008年だそうです。早いもので既に10年が経過しております。

 

欧米ではかなり普及しているのだと思いますが、日本国内でも大手出力業者を中心に3.2m幅のスーパーワイドプリンタも含め、積極的に導入している企業も見られます。

 

LATEXプリンタの特長はほぼ100%インクの特性に依存するものになると思いますが、発売後10年を経過しているにもかかわらずサードパーティー製インクが流通しているという話を聞いたことがありませんでした。

 

従来に無いインクですから技術的に難しいのかもしれませんし、他には特許の問題などが考えられます。

 

最近 暇なのでWEBでいろいろ調べておりましたところ、韓国のインクメーカーのINKTECで互換インクカートリッジを販売しているのを発見しました。

 

https://www.inktec-europe.com/product-category/inks/latex-inks-for-large-format-printers/

 

オンラインショップを見ると@65ユーロなので、日本円で8,100円くらいですね。

 

弊社にはプリンタもありませんし試す気力もございませんが、ご興味ある方はチャレンジしてみてください。

 


塗料メーカーの方のお話

先週 弊社が出展した「新ものづくり・新サービス展」に、塗料メーカーの方にお立ち寄りいただいた件を書きました。

 

塗料というとペンキのイメージしか湧きませんが、インクジェット用途にも研究開発をしているそうです。以前ご紹介した塗装インクジェットプリンタもインクというよりペンキを吹き付けているのですよね。

http://laccorp.com/japan/index.html

 

そもそもインクと塗料の違いとは何ぞや?というところからあやふやなのですが、そのメーカーの方曰く「インクは絵を描くもの、塗料はインクに機能性を付与したもの」との説明でした。

 

私のような素人にも分かりやすい説明で、塗料には色を付ける以外に「防錆」「防火」「遮熱」といった機能が付与されているということなのですね。

 

現在 開発が活発化している産業用インクジェットプリンタ(建材とかでしょうか)においては、プレコート(前処理剤)・オーバーコート(後処理剤)といった分野も含めて塗料メーカーの技術にアドバンテージがあるとのことでした。

 

現在発売されているUVプリンタでもプライマーといった特殊インクも用意されておりますが「多少良くなる」程度のものらしいので、本当に強固な前処理とかできるようになったら非常に用途も増えると思います。

 

現在の技術では前処理材/後処理剤のインクジェット化は難しいのかもしれませんが、周辺機器(スプレーガンみたいなものとか)で一連の工程になったりすれば面白そうですね。

 


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