革素材へのインクジェットプリント

ミマキの新型プリンタ SUJV-160が皮革・合皮専用プリンタとのことでしたが、以前 皮革にインクジェットプリントしている業者がいると聞いたことがあるような…

 

朧げな記憶ですが、ガーメントプリンタに使用する捺染顔料インクでプリントしているとか聞いたような…

 

そんな訳で、皮革素材へインクジェットプリントしている業者をウェブ検索してみましたが、結論から申し上げるとはっきりとしたプリンタ名・使用するインク種は分かりませんでした。

 

こちらの業者さんではプリントサンプルが掲載されておりましたが、本革にダイレクトプリントしたとは思えない彩度の高い綺麗なプリントです。

兵庫県のサン化成様

 

こちらは弊社の川向いの墨田区にある皮革加工業者さんですが、皮革の表面加工方法がたくさん掲載されております。

墨田革漉工業株式会社様

 

インクジェットプリントの説明書きに「水性顔料プリンタと溶剤系プリンタがあります」と書いてありますから、溶剤プリンタでもプリントできるようですが、一体どんなプリンタなのでしょうか?

 

弊社のJV33で革に綺麗にプリントできるとは思えませんが(笑)、インクジェットプリント用の前処理加工をするのかもしれません。

 

皮革素材は厚みが3mm以上あるものも多いようですし、そもそもロール型プリンタにセットできる綺麗な長方形ではないでしょうから、フラットベッド型のプリンタを使用しているのでしょうかね?

 

一口にインクジェットプリントと言っても、異業種になると分からないことばかりですね。


ミマキ 新型プリンタ SUJV-160

皆様のお手元にもメルマガが届いていらっしゃるかと思いますが、ミマキから新型プリンタの案内が届きました。

 

皮革・合皮の質感を活かした印刷ができる高画質インクジェットプリンタ『SUJV-160』販売開始のお知らせ

 

特長としては、「搭載するソルベントUVインク『SU200』は、高い柔軟性と耐久性を備えているため、従来技術では難しかった皮革・合皮の基材そのものの質感を活かした印刷が可能」、とのことです。

 

インク色も4色+トップコートという構成となっておりますから、印刷した上から保護用コート層をプリントするのだと思いますが、今まで在りそうで無かった面白い試みです。

 

ポリウレタン素材の合皮とマッチングが良いのは理解できますが、本革にも綺麗にプリントできるというのは不思議です。

 

皮革・合皮専用プリンタと銘打っておりまして、普通にサイン系で使用する塩ビ素材やポリウレタン製のアイロン転写シートにも使えそうに思えますが、何かデメリットがあるのでしょうか?

 

いろいろと不思議なプリンタですね。


ブラザー 新型ガーメントプリンタ GTXpro

いつもの大野インクジェットコンサルティング様のウェブサイト

ブラザー GTXpro DTGを発売

 

新型プリンタは従来機GTXの改良版といった感じのようです。記事中にGTXpro BULKという機種名が出てきて「?」でしたが、海外市場向けにバルクインクシステム付の機種が先行発売されているようです。

 

GTXpro BULK

 

エプソンの新型ガーメントプリンタも1.5Lパックでしたから、この辺りの機種でも大量のTシャツプリントをこなしている業者はたくさんいるようですし、同時に大量にプリントする業者では、インクコストを抑えたいというニーズが高いということなのでしょう。

 

ちなみに弊社でもエプソンのガーメントプリンタを使用しておりますが、使用開始から1年半で発注したインクカートリッジは8本くらいで、半分くらいはクリーニングで捨てた分かもしれません(笑)

 

ガーメントプリンタ市場は、弊社のような「試しにTシャツプリントでも」というライトユーザーから、何台も並べて量産を志向するプリント業者まで、とても幅が広いのが面白いところです。

 

エプソン・ブラザーがハイボリュームユーザー向けの機種を用意するというのは、ガーメントプリンタ市場のすそ野が広がって、大きな市場に成長したということでしょうし、今後はハイボリュームユーザー向けプリンタに、両社の戦いの場が移っていくことになるのでしょうね。

 

販売されているプリントTシャツを見ると、インクジェットプリントは「小ロット用の特殊なプリント」ではなく、完全に普通のプリント手法として浸透したように思えますし、さらなる大量生産・低コストを志向するガーメントプリント分野は、今後もさまざまメーカーが意欲的なプリンタを投入することが予想されますので、新型プリンタの発表が楽しみな分野です。

 

弊社のような「お試しユーザー」は、いずれ淘汰されることになるのかとは思いますが(笑)


【続き】エプソン フラットベッド型UVプリンタ SC-V7000

前にも紹介しましたが、SC-V7000のプリントヘッド配置はこんな感じだそうです。

 

 

白・バーニッシュインクを使用した際も、プリントスピードが低下しないように、こういう配置にしたのかと思いますが、この配置だと透明素材に3層プリント(間に白を挟む)をする場合は、戻って上の層をプリントするのだろうか…?

 

フラットベッド型の場合は、3層プリントは想定されていないのかな?、UVプリンタって難しいですね(笑)

 

プリントスピードは下記の通りで、プリントヘッドをたくさん使用している割には、特別 高速という感じではないです。

 

4色インクにすれば2倍のスピードになるかと思いますし、そういう選択肢を用意することは簡単かと思いますが、このプリンタに関しては画質への特別なこだわりがあるのかもしれませんね。

 

3月までの国内販売目標が5台、且つ受注生産ということですから、このカテゴリーはさほど大きな市場でも無さそうですし、大きな売上を獲得しようという感じでも無さそうですが、エプソンがさまざまな産業用プリンタ分野でやる気満々なのが伝わってきます。

 

「数年後、エプソンはどんなラインアップになっているのだろうか?」、などと考えると末恐ろしい気もしますが、他メーカーにもエプソンに負けない意欲作を期待したいですね。


エプソン フラットベッド型UVプリンタ SC-V7000

エプソンから発表されたフラットベッド型UVプリンタ SC-V7000ですが、エプソン初の大判UVプリンタということで、こちらも興味深いプリンタです。

 

近い内にロール型のUVプリンタも発売されるかもしれませんし、今後ラインアップも増えていくことでしょうから、プリンタ好きにはこちらも注目のカテゴリーですね(笑)

 

レジンプリンタ SC-R5050とは異なり、こちらは8色+白+バーニッシュという10色インクを搭載しており、高画質・高色域で他社と差別化を図った意欲的なプリンタとなっている点が注目です。

 

個人的な印象ですが、UVプリンタはインク特性からドット感が目立つのと、光沢感・彩度が不足気味に感じられますから、インク色を増やすのは有効なのではないかと思っておりましたが、実際どうなるのでしょうか?

 

他社機では4色+白+クリアという構成のプリンタが多いですが、もしかするとエプソンの新型UVプリンタは、ビックリするくらい高画質に感じられるかもしれません。

 

プリントサンプルを見るのが楽しみですね、もちろん買えないですけど(笑)


【続き】エプソン 新型レジンプリンタ SC-R5050

前回、プリンタに詳しい出力業者さんの新型レジンプリンタ SC-R5050レビューをご紹介いたしましたが、ご覧いただいた皆様も「微妙なプリンタだな」という感想をお持ちになったのではないでしょうか?(笑)

 

このプリンタに関しては、『「買う?」と聞かれたら、「この機械でしか出来ない特定の仕事があれば」ですかね。 』という文章に全てが集約されているように思えます。

 

サイン系出力であれば、素直に溶剤プリンタ SC-S80650で良さそうに思えますし、結局 壁紙プリントになってしまうのですかね?

 

個人的には、hp LATEXプリンタには無い新たな用途・プリント表現といった新機軸を期待していましたし、少なくとも高い評価を得た溶剤プリンタ SC-S80650のように、最高のプリント品質・色彩を追求して欲しかったところですが…

 

エプソン販売の営業マンによると「海外ユーザーは日本ほど画質への要求度は高くない」とのことでしたので、余計なことを考えず、欧米のhpユーザーの入替に徹したプリンタということなのかもしれません。

 

hpのプリントヘッドの交換頻度を考慮すると、ランニングコストではアドバンテージが有りそうに思えますし、hpと較べるとリーズナブルな本体価格となっておりますから、その辺りで勝負ということなのでしょう。

 

いずれにしても、プリンタ業界の巨人 hpの独占カテゴリーに挑戦するエプソンという構図は、野次馬的にはとても面白そうです。

 

今までのミマキ・ローランドDGを狙い撃ちにするやり口は、少々苦々しい印象がありましたが(笑)、hpなら相手に不足はありませんので、エプソンには頑張っていただきたいですね。

 

まずは第一弾ということで、バリエーション機が追加されることも予想されますし、今後のラインアップ展開に期待したいです。


エプソン 新型レジンプリンタ SC-R5050

このプリンタについて、インクジェットプリンタに精通する某地の出力業者様より、製品レビューを頂きましたので抜粋してご紹介します。

 

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▼最初に

レジンインクとは熱硬化型インクでして、「環境に配慮」と記載されてますが、ここらへんはヨーロッパの環境規制に対応すると言う意味でしょうね。

 

▼価格

通常モデルは240万円(税別)となってまして、広く普及したエコソルベントモデルSC-S80650に対して20万円の価格UPとなってます。

 

▼プリントヘッドの種類

インク色数は12列(C・M・Y・K・OP×2+LC・LM×1)400ノズルですので、水性用のP-10000系列のヘッドですね。

このプリントヘッドは、縦のサイズ大きいのが特徴で、速度を落さないと普通の水性インクでは乾かないくらいの速さを誇ります。

 

▼プリント速度

>ターポリン

 SC-R5050 Production:21.0m²/h 6Pass

※S-80650 Production:18.2m²/h 6Pass

>塩ビ

 SC-R5050 Production:15.1m²/h 9Pass

※S-80650 Production:13.2m²/h 8Pass

 

案外早くないですね。

私の予測では、P10000系のヘッドでは、自然乾燥が追い付かないので、レジンで強制乾燥させて印刷速度が向上すると思ってましたが、どうやら水性では印字速度には限界があるようですね。

 

▼インク数

SC-R5050は6色+オプティマイザーの構成で、下地処理剤を必要としています。

色域に関しては、6色機なのでまあ普通かと思いますが、S-80650に比べると、レッド・オレンジが装備されてないんで、派手な赤やオレンジを良く使うサインで使うには、色域とインク消費量では不利ですね。

 

▼消費電力

SC-R5050は熱硬化型なので、当然ヒーターも強力なのが装備されてます。仕様書によると、200V 最大消費電力:6,400W・動作時:4,600W、動作してるとヘアードライヤ全開で4台使ってる事になりますね。

動作時には電気代も130円/時間くらいかかりますね。

 

▼重量

見落としがちですが、このSC-R5050 重量が本体だけで425圓發△蠅泙后

床はかなりしっかりしてないとダメですね。

 

▼ザクっとまとめ

個人的にはPrecisionCore の水性大型ヘッド採用で印字速度の向上が目玉と思ってましたが、そうでも無いのが意外ですね。

6色機で画質も普通。印字速度も普通。

 

ホワイトインク不採用、200V電源、消費電力が高い、インクの消費も多い(レッドインク不採用)、オプティマイザーも余分に必要、強力ヒーター装備で熱でヘタるリスクが増える。

プリントヘッドが自分で交換できるのはメリットだけど、保守との兼ね合いですね。

 

ターゲットはどこなんだろう?と思う機種ですが、HPのラテックスの後継狙い、特殊素材へのマーケット展開、ヨーロッパの環境対策モデル、これくらいでしょうかね。

メーカー的には「仕様」の「印刷速度」の一番上に、「ターポリン/壁紙」と書いてるので、正直この材料が一番でしょう。壁紙に関しては水性インクでVOCとかもクリアできそうなので。

「買う?」と聞かれたら、「この機械でしか出来ない特定の仕事があれば」ですかね。

 

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といった内容でしたが、詳しい解説をありがとうございました。

 

今まで気にしたことはありませんでしたが、電気代もバカになりませんね(笑)


【続き】エプソン レジン/UVインク搭載の新型プリンタを発表

最近はネタ不足なので、2回に分けて書くことにしました(笑)

 

レジンインク搭載プリンタと合わせて、4×8判サイズのフラットベッド型UVプリンタも発表されました。

 

 

私にはフラットベッド型UVプリンタのマーケットは分かりませんが、この価格帯では他メーカーには無いであろう8色インク+白+バーニッシュというインク構成ですから、高画質というのが最大のアピールポイントになるのでしょうね。

 

他メーカーといっても国内では事実上ミマキしかありませんけど、UVインク(1Lボトル)がミマキより気持ち安い価格に設定されているのは偶然では無いでしょう(笑)

 

 

プリントヘッドの配置はこんな感じだそうで、このヘンテコな配置が一番効率的というのが面白いですよね。

 

白インク・クリアインク用に各2個のプリントヘッド用意していて、こんな贅沢な使い方をできるのも、プリントヘッドを自社生産しているエプソンならではという気がします。

 

さて、溶剤→昇華/ガーメント→LATEX/フラットベッドUVという順で他メーカーの後を追い、凄い勢いでラインアップを拡げているエプソンですが、次はどんなプリンタが発売されるのか興味をそそられますね。

 

次の新型プリンタが、ミマキ・ローランドDGが高シェアを持つ卓上UVプリンタだったら、ちょっと笑ってしまいそうですが(笑)


エプソン レジン/UVインク搭載の新型プリンタを発表

エプソンのウェブサイトで発表されておりました。

 

https://www.epson.jp/osirase/2020/200917_2.htm?fwlink=jptop_news_20917_2

 

今回は水性レジンインクを搭載した64インチ幅ロールtoロールプリンタと、4×8判のフラットベッド型UVプリンタの2機種が発表されておりました。

 

着々と他メーカーの得意とするフィールドに侵攻しつつある感じですが、この2機種のプリンタに関しては凄いスペックという訳ではなく、とてもコンサバティブなプリンタのように思えます。

 

レジンプリンタは本体の色と、心無しか形までhp LATEXプリンタに似せたようにも見えます(笑)

 

 

後出しですから、もう少し他社機には無い特長があっても良かったのでは…、という気がします。白インクが搭載されていれば、面白かったのですけどね。

 

hp LATEXプリンタに満足しているユーザーが、このレジンプリンタに入れ替える理由があるようには思えませんが、何か違う特長があるのでしょうか?

 

導入しやすい価格での販売となっておりますから、まずはエントリーユーザー向け機種の発表ということなのかもしれませんね。


1万円のハンディープリンタ

キャンプファイヤーというクラウドファンディングサイトで、約1万円のカラーハンディープリンタが販売されておりまして、支援者2万人、総額で3億円あまりの支援金額になっておりました!

 

PrinCube-世界最小モバイルカラープリンタ上陸

 

クラウドファンディングでの受注販売しかしていないようで、世界で8億5千万円の支援金額を集めたそうですから、ざっくり5万台以上の注文を集めたことになります。

 

1万円でこのプリンタを製造・販売できることにも驚きますが、クラウドファンディングでしか販売しないという手法にも驚かされますね。

 

確かに諸々の流通コストや在庫・売れ残りリスクを考えると、最も合理的な方法と思えますし、何より事前にユーザーの反響を確認できるというのが、クラウドファンディングの利点なのかもしれません。

 

「便利な世の中だなー」と思う反面、自分が時代に着いていけてないのを実感しました(笑)


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