ミマキ UJV100-160は国内販売をしないそうです

先日 発売のリリースがあったミマキ UJV100-160ですが、国内販売はしないと下記ウェブサイトに記載がございました。

 

http://www.pjl.co.jp/news/product/2020/03/13013.html

 

日本ではUVプリンタの需要は多くないという判断かと思いますが、極めてオーソドックスなUVプリンタですから、勿体ない気もします。最近発表されたローランドDGのプリンタも、国内販売をしないものが多いですよね。

 

この理由としては、日本市場が欧米市場と異なるというのはありますが、商習慣の違いもあるのではないかと思います。

 

日本の販売店は全プリンタメーカーと販売店契約をしている会社も珍しくないですが、海外販売店のウェブサイトを見ると、1メーカーの特約店となっている会社も多くあります。

 

そのため、メーカーと販売店は一蓮托生の関係になっていて、強い絆(契約)で結ばれているのかと。

 

そういった販売店は特定メーカーのプリンタしか販売する商材を持っていませんから、メーカーも自社の売上のため、ひいては販売店のためにも新たな商材を投入しなければ、という意向が強く働くのかと思います。

 

主力の溶剤プリンタがエプソン一人勝ちの状況の中、ミマキもローランドDGも欧米で売上を大きく減らしていないのは、そういった特約店が多く存在するという理由からなのではないかと想像します。

 

ミマキが国内で直営業指向を強めたり、逆にローランドDGが国内営業を縮小したりしたのは、国土の狭さやマーケットの違いもあるでしょうけど、販売店をコントロールできないという日本の商習慣による事情もあるのでしょう。

 

失礼ながら、国内販売店の営業マンの多くは御用聞きがメインの業務のようですから、メーカーもあまり期待していないのかもしれませんね(笑)


溶剤プリンタはエプソン一択になりつつあるようです

先日、販売店の方との同行でメディアメーカーの方がいらっしゃいました。

 

カタログと出力サンプルを頂きましたが、出力サンプルを見ると「EPSON SC-S80650」の記載がありまして、「素晴らしい画質だなー」と改めて感じた次第です。

 

メディアメーカーさんの話では「大きな案件では出力機にエプソン指定が付くケースも多い」とのことで、「地方のサイン業者さんでも、そういった理由からエプソンへの入れ替えが増えている」そうです。

 

他メーカーには厳しい情勢が続きそうですね。


【続き】インクジェット出力業者の設備

暇なので真昼間からブログを書いております(笑)。この先どうなる事やらですね…

 

本日はインクジェット出力業界最大手であろう、ビーアンドピー社の設備を見てみましょう。

 

 

保有プリンタ 62台とのことで凄い規模ですし、5m幅UVプリンタから水性プリンタまで幅広く導入しているのが特徴でしょうか。昇華プリントもやっておりますし、3Dプリントも始めたそうなので、総花的な事業展開です。

 

都内の好立地でプリントしておりますから、店舗ディスプレイ等の屋内用プリント仕事も多いのかと思われます。Kongsbergを6台導入しているあたりからも、スチレンパネルの仕事が多そうな雰囲気です。

 

昨日のサインアーテック社は屋外サイン用プリンタに偏重しておりますから、この辺が大きな違いですね。

 

単純に売上30億円を保有プリンタ62台で割ると、@4,840万円/1台の年間売上となりますので、もの凄く高い稼働率かと思います。ギリギリまで導入台数を絞って、稼働率を高めているのでしょうね。

 

200万円程度のプリンタが4,800万円/年×5年くらい稼ぎ続けるのですから、そりゃ儲かりますわ(笑)

 

特筆すべき点は、ビーアンドピー社の損益計算書によると、新橋の事務所兼工場の家賃を毎月約700万円払っているようですから、こういうところにお金を惜しまないのが成功の秘訣かもしれません。

 

営業マンも48名いるそうですし、資金の投入先が普通の出力業者と大幅に異なる点がユニークです。社長さんは営業戦略に重きを置いているのかもしれませんね。

 

自分だったら工場を足立区に移転させて、家賃を浮かせようなどとセコイことを考えてしまいそうですが、それが成功できない理由なのだと痛感します(笑)


インクジェット出力業者の設備

インクジェット出力業は印刷業に分類され、つまるところ設備産業ということになると思いますが、同じプリンタを使用するサイン業者は建設業に分類されますので、似て非なる業態かと思います。

 

設備産業ですから、導入した設備で他社と差別化できれば、お客さんから見て一番分かりやすいのは間違いありません。

 

よくあるのが「〇〇プリンタ、日本初導入!」といった文言ですが、正直 意味がよく分かりませんよね。一番最初に導入したから金メダルという訳でもないでしょう(笑)

 

特殊なプリンタ、例えばカーペットプリンタを導入した某社のような例もあり、現在も競合も無く独占的な商売ができているでしょうから、こういうのは稀有な成功例でしょう。実際にビジネスとして成功させたのですから、本当に凄いですよね!

 

私もこんな成功を体験してみたいですが、大きなリスクを背負って実行する勇気はもちろんありません(笑)

 

そんなわけで勉強がてら、たまに出力業者のウェブサイト覗いたりもしておりますが、細かい説明のあるサインアーテック社のウェブサイトは製作事例も豊富で勉強になります。

 

https://www.signartec.co.jp/jet/

 

聞いた話では、山口社長は国内代理店が無かったScitex社のスーパーワイド溶剤プリンタを、イスラエルまで直々に買いに行ったそうで、凄い行動力ですよね。

 

ウェブサイトには導入プリンタの一覧が掲載されており、総台数27台ということで結構な設備投資額かと思いますが、JV5-320とかローランドXJシリーズといった古めのプリンタも大切に使用されております。

 

傾向としては、最新プリンタに飛びつくという感じではなく、じっくり吟味して適したプリンタを導入しているイメージです。最近はOKIのプリンタを多く導入していて、沖プリンタはサイン用として高評価なのだと思われます。

 

結構こまめに導入機種や製作事例を更新しているので、要チェックなウェブサイトです。


ビーアンドピー社 第一四半期決算

ビーアンドピー社の決算期は10月だそうですので、2019年11月−2020年1月までの3ヶ月となります。

 

単位:百万円 前年度 当期 前年比
売上高 761 659 -13.4%
営業利益 133 65 -51.2%
当期純利益 96 44 -53.3%

 

売上・利益もと減少しているのは前年に大型案件があったためだそうで、業績は概ね想定内に推移しているとのことです。

 

新型コロナウィルス問題が勃発した影響は、次の四半期決算から表れると思われますし、景気後退が予想される当期も利益率を維持できるのか?、という点も注目ですね。弊社も他人事ではないのですが…(泣)

 

規模は違えど、同じ業界に上場企業があると指標として有用ですね。

 

参考資料として前期決算と当期予想も貼っておきますが、何回見てもこの利益率の高さは凄いですよね…

 

単位:百万円 2019年10月期実績 2020年10月期予想 増減率
売上高 3,011 3,200 +6.3%
売上総利益 1,239 1,392 +12.4%
売上総利益率 41.1% 43.5%
営業利益 426 496 +16.6%
営業利益率 14.2% 15.5%

ミマキ導入事例の雑感

ミマキの導入事例にナテック株式会社の3.2m幅昇華転写プリンタの導入事例が掲載されておりました。

 

ナテック社は広幅インクジェット用クロスを販売しており、展示会などでご覧になられた方も多いでしょう。もともとはカーテンといったインテリア用生地の捺染を生業にしているそうです。

 

テンションファブリックディスプレイの流行もあり、広幅の昇華転写プリントを手掛けるプリント業者が増えましたが、ナテック社のような異業種の企業も同じ商品を製造できるわけですから、業界の垣根というのは無いと言っても過言ではありません。

 

その所謂「業界の垣根」というのは、製造分野に限ればノウハウや手加工・特殊加工といったアナログな部分に依るものが多いかと思いますので、機器が進化して便利・簡単になればなるほど垣根は低くなります。

 

デジタル化とか省力化・自動化といった文言はとても魅力的に感じますが、ナテック社の事例で言えば、より機器が進化した結果、納入先のカーテンメーカーが自らプリント加工を始める、といったことも考えられられます。

 

実際、プリンタメーカーはエンド顧客に「内製化するとこんなにメリットがあります」と、営業しておりますからね(笑)

 

同様の事態はどの分野でもどの業者でもあり得るわけですから、機器の進化というのは便利な反面、怖いものもありますし、その進化のメリットを享受できるのは、結果的に資本力のある一部の企業だけという感じになるのかもしれません。

 

弊社のような零細企業に果たして明るい未来があるのでしょうか?、新型コロナウィルス問題のためか、何だか思考が悲観的になってしまいますね(笑)


エプソンのニュース

エプソンのウェブサイトに下のニュースが載っておりました。

 

「広丘事業所にイノベーションセンター B棟が竣工 −商業・産業印刷分野における、研究開発力・生産技術を強化−」

https://www.epson.jp/osirase/2020/200304.htm?fwlink=jptop_news_2034

 

この巨大な捺染プリンタ工場兼研究開発施設に160億円もの投資をしているそうで、大企業だけあってスケールが違いますね。エプソンの本気度が伝わってきます。

 

調べてみると、エプソンの研究開発費は530億円(2017年度)だそうで、ミマキ・ローランドDGですと多く見積もっても30-40億円程度の年間予算かと思われます。プリンタ以外の研究開発費も含まれているかと思いますが、規模の差は歴然です。

 

もちろん、投資金額でプリンタの性能が決まるわけではないですが、エンジニアの気力で性能が上がる訳でもないですから(笑)、同じカテゴリーの商品を作り続けるのであれば、今後の趨勢は概ね金額に比例していく流れになるような気がしないでもない…

 

せっかく日本メーカーが世界的に頑張っている分野ですから、上手いこと棲み分けて共存して欲しいものですが…

 

そもそもミマキ・ローランドDGなんて、エプソンからして見ればライバル企業という規模ではないですし、「打倒HP!」くらいの高みを目指していただきたいですね。

 

そんな訳で、本気のエプソンから今後どんなプリンタが発売されるのか?、もの凄いプリンタを期待したいですね。


ネット印刷通販

新型コロナウィルスは収束する気配も無く、とても不穏な空気が漂っておりますが、株式市場も暴落しておりますし景気に与える影響も大きくなりそうです。

 

予断を許さない状況ですが、売上どうこう以前にまず感染しないように祈る必要がありますね(泣)

 

最近Tシャツ関連ワードでウェブ検索していたら、ラクスルという印刷ネット通販会社のバナー広告が大量に出るようになりました。どうやら紙の印刷以外に、Tシャツやのぼり、マグカップといった販促物・ノベルティグッスのネット通販も始めた模様です。

 

このラクスルという会社は一言で説明すればIT屋で、自社で印刷工場を持っている訳ではありません。プリントパックといった有名ネット印刷通販会社との大きな違いですね。

 

印刷機を回すために赤字受注が常態化している業界で、売上総利益率21%だそうですから、印刷業者も複雑な心境なのではないでしょうか?

 

自分には知恵の回るIT屋が、時代から取り残された中小の印刷屋を顎で使って、ピンハネしているようにしか見えませんが、世間では有望なITベンチャー企業と言われているらしいです。

 

個人的には、工場も持たないピンハネ業者が跋扈する状況には少々「イラッ」としますが、仕事が欲しい印刷業者は背に腹は代えられないのでしょうね…

 

業種を問わず、きちんと適正な利益を取れる仕事をしなければいけませんし、利益の無い仕事を断ることも必要ですね。

 

そんな訳で、仕事にプライドを持つ必要があると感じた今日この頃でした。


暗い世の中ですが…

例年1月-2月は注文も少なくて暇なのですが、追い打ちをかけるように新型コロナウィルス問題が勃発して、ちょっと明るい未来が見えませんね。

 

早いとこ、収束して欲しいですが…

 

幸先よろしくない雰囲気の2020年ですが、新社長就任を控えるローランドDGでは明るい見通しだそうです。

 

 

為替の逆風も跳ね返してプリンタも反転攻勢だそうですから、新型プリンタもいくつか用意されているのかもしれません。ここ数年、動きが乏しかったですからね。

 

こういう強気な将来の売上予想は、得てして経営者の身勝手な願望だったりすることが多いですが…。ローランドDG現社長の中期経営計画みたいなことには、ならないように願いたいです(笑)

 

若い田部新社長の手腕に期待が高まりますね。


ローランドDGの新社長

ローランドDGの社長が交代するとの発表がウェブサイトにありましたが、新社長の田部耕平取締役は何と、昭和52年生まれの42歳だそうです。

 

若くて驚きましたが、大卒でローランドDGに入社した生え抜きのようで、既に5年前(37歳)には執行役員に就任しているスーパーエリート社員です。凄い実績を積んできた方なのでしょうね。

 

ちなみに、私はサラリーマン最後の39歳時点で平社員でした(笑)

 

爺さん社長ばかりの日本の上場企業で、42歳で社長就任というのはかなり珍しい事象でしょうから、いろいろな面から注目を集めるのは間違いありません。

 

停滞感のある大判グラフィックプリンタ業界ですが、新社長に変わって新しい取り組みが今後出てくるかもしれませんし、ローランドDG従業員も期待しているのではないでしょうか?

 

頑張っていただきたいですね!


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