昇華転写紙の話

昇華転写関係の話が多いですが、昨日 製紙メーカーの営業マンの訪問がありました。国内製紙メーカーも3社くらい昇華転写紙を製造しているらしいのですが、正直 昇華転写プリント業界では存在感を感じないですね…。

 

根本的に国内メーカーは昇華転写紙への取り組みが遅かったですよね。10年くらい早ければ状況も違ったのでしょうけど。

 

昇華転写紙は欧州の製紙メーカーが新商品を開発し、韓国メーカーが真似して低価格で販売するというのが市場の流れのような気がしますが、最近は昇華転写紙の最大の消費地の中国メーカー製も出てきているそうで、日本国内に持ち込もうとしている業者もいるようです。

 

その営業マンの話では、ユーザーや販売店の要望を吸い上げて商品開発しようとしているらしいのですが、昇華転写プリント業者の嗜好がさまざまで、ターゲットが定まらないというようなことを言っておりました。日本メーカーの真面目さが、悪い方向に作用してしまっているのでしょうね。

 

昇華転写紙の難しいところはプリンタ・インクの種類が多い点、スポーツアパレル・サインといった用途によってもユーザー嗜好が異なる点に加え、コストへの要求度が高い点があります。スポーツアパレル系のプリント業者は、ユニフォームの色がぶれるのを嫌がりますので、材料の変更をしないという事情もあります。

 

屋外サイン関係であれば、長期使用を想定して高額な長期塩ビを使用するといった高品質品へのニーズが存在しますが、昇華転写紙は転写後に廃棄するものなので、それ自体は成果物ではないという点が大きく異なります。

 

昇華転写紙の主要テーマである乾燥性・波打ちの問題は、プリントスピード・インクの吐出量に起因するものなので、昇華インクを高濃度化することで解決できるテーマです。本来はプリンタメーカーがもっと積極的に昇華転写紙の改良に取り組んでも良いのではないかと思ったりもしますし、製紙メーカーも国内プリンタメーカーと共同開発できれば理想的なのだと思いますが。

 

ヨーロッパ製の昇華転写紙も日本国内にユーザーが多いので、日本メーカーも食い込む余地はまだあると思いますし、頑張って性能・コストとも上回る昇華転写紙を開発してもらいたいです!

 

私がこの業界に入った14年前と較べると、プリンタ・昇華インク・昇華転写紙のどれもとても高性能になりましたし種類も飛躍的に多くなりましたので、自分でもどの商品が良いのか全く分からない状況です。

 

コツコツとテストしながら、よりベターなモノを探していくしかありませんね。

 

という訳で、弊社でもいくつか昇華転写紙を販売しておりますので、是非お試しください(笑)

http://inkmania.net/product/dye_sublimation.html

 


水性用インクジェットメディア

弊社ではエプソン・キヤノンの水性IJプリンタ用互換インクカートリッジも一部 取り扱いしておりますが、サイン業界ですとほとんどが溶剤プリンタユーザーですから、問い合わせも無いですし全然売れません…

 

大判水性プリンタを使う業界でパッと思いつくところとしては、設計(CAD出力)、店舗(POP・販促物出力)、印刷業(校正、ポスター出力)あたりなのかなぁーという漠然とした知識しかないです。出力依頼も少ないですし、あまり商売のイメージが湧かないです。

 

そんな理由であまり馴染みのない水性インクジェットメディアですが、こんな記事を発見しました。

 

ピクトリコの直営店が表参道にオープン

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1074315.html

 

まるで高級ファッションブランドのようですが…、確かに業界では高級ではありますが。最近は高級デジタルカメラが売れていて写真愛好家が増えているようですが、そういった方々へのブランディングなのでしょう。

 

こういったブランディングのコストというのは当然 商品の価格に反映されるわけですが、こんな高価格なフォト用紙とか弊社ではとても使えません…。

 

自分で撮った写真を引き延ばしたいがためにA2-A1サイズの大判プリンタを購入する人も少なくないようですから、こういった趣味性の強いニッチな市場もそれなりに大きな需要のある分野なのでしょうね。

 

弊社で使用している安物光沢紙と比較してどの程度違いがあるのか、較べて見てみたいものですね。

 


新昇華転写紙を販売開始します

新しい昇華転写紙を現在 社内での昇華転写プリントに使用しております。
これが低コストでなかなか良い転写紙ですのでプリント業者さんにも販売することにしました。

かなり薄手紙ですが良い具合にコックリングにも耐えてくれますし、弊社で新たに導入した武藤工業 VJ-1638の2pass 高速モードにもギリギリ乾燥してくれます。ちなみにアフターヒーターはオンにしてます。もちろんJV4でも問題なしです。

紙が薄いせいもあり転写効率もかなり良い部類だと思います。
交換頻度とロスを削減する150m巻ですが紙が薄いので従来の100m巻と重量感も変わりません。
5/10より発売開始いたしますので是非 一度お試しください。

・ハイブリッド転写紙 1370mm幅×150M巻/3inch紙管
 @13,500円(66円/m2)

・ハイブリッド転写紙 1610mm幅×150M巻/3inch紙管
 @15,500円(64円/m2)

 上記金額は送料込み・消費税別、5本以上のご注文で10%OFFします!

お客様の好みやインクとの相性もあると思いますのでゴリ押しするつもりは無いのですが転写紙はインクを生地に移染させたらゴミですからコストは安い方が良いですよね!

コックリングを恐れて厚手の転写紙をご使用されているユーザーも多いと思いますが、今回いろいろ試した結果 転写紙は薄いものを使用した方がコストも安く転写効率も良いという当然の結論に達しました(笑)。理論的には熱が伝わりやすいので転写時間も短くて済むのではないかな?

昇華転写プリントは試行錯誤の連続ですが工夫のし甲斐があって面白いです。

 

インクジェットメディア ラインアップ刷新しました

あまり売れていないインクジェットメディア関係商品ですが…
中期塩ビの廃番を機にラインアップを刷新しました。
売れてない商品ばかりでしたので全く問題は無いと思いますがご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。

インクマニア推奨の新商品は下記の通り(価格は送料込・消費税別)

・中期塩ビ供.哀蹈后織泪奪
 1370mm×50m 16,000円/本

・中長期塩ビ グロス    
 1370mm×50m 20,000円/本

・スーパーエコノミーターポリン グロス/マット 
 1370mm×50m 15,500円/本

・中長期UVラミネートフィルム供.哀蹈后織泪奪
 1380mm×50m 20,500円/本

かなりコストパフォーマンスは良い商品かと自負しております。
サンプルもご提供可能ですのでお気軽にお申し付けください。

詳しくはこちらのインクジェットメディア価格表をご覧ください。
http://inkmania.net/media.htm

 

溶剤IJ用 中期塩ビグロス 廃番とさせていただきます

弊社で販売しておりました中期塩ビ グロスですが諸事情により廃番とさせていただくこととなりました。
先日のマット塩ビの廃番に続き、現在 ご愛用いただいているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承のほどお願い申し上げます。若干の在庫がございまして現在ご使用いただいているお客様を優先して出荷いたしますのでご希望がございましたらお申し付けください。

代替の新中期塩ビ グロス/マットの準備も進めており近日中にご案内の予定ですので何卒ご検討賜りますようお願い申し上げます。サンプルロールのご提供も可能となっておりますのでお気軽にお申し付けください。

弊社の営業力では在庫の回転が悪く為替の変動と資源価格の上昇により大幅に値上げされ保管料などを考慮すると自社で輸入販売するほどの旨みが無かったというのが正直なところです。

メディア商売は本当に難しいですね…、在庫負担もありますし自社で輸入した場合に万一不具合が発生したりすると目も当てられません。リスクを考慮するとそれ相応の利幅が必要になりますがバンドーを筆頭に国産塩ビも値ごろ感のある商品が出てきましたのでこの辺が引き際かと考えました。

今後もお客様にメリットを感じていただけるような商品のご提供に努めてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。


 

中期マット塩ビ 在庫処分します【続報】

在庫処分の中期マット塩ビがようやく完売いたしました。
海外より直接仕入れしていたのですがこれにて終了です。(中期グロス塩ビは継続します)

お客様に試していただいたところ「全然問題ないですよ、これで1万円なら安い。もう止めるんですか?」とおっしゃってまして塩ビ自体は品質的にも十分だと思うのですが、如何せん 営業力不足でどうしようもありません。

「1万円なら」がキーワードで通常の17,000円であればお客様にも選択肢がたくさんあるわけで当社の商品である必然性は当然低くなりますよね。金額にさほど差が無ければ日頃からの付き合いや実績が優先されるのは仕方がありません。

インクについては競合相手が少ないので当社を選んでいただけてもインクジェットメディアでは通用しなかったという結果が出たわけですが、ここからどうするかが商売人として問われるところだと考えます。

1.商品ラインアップや人員増強してインクジェットメディア商売を成功させる
2.細々と継続する
3.きっぱり止める

現状では2なのですがインクとメディアはワンセットの商品なので止めるのは惜しい…、心境としては1で臥薪嘗胆なのですが現実的には仕入力・販売力それぞれ課題があるのでひとつずつクリアしていかなくてはいけません。

どうしたものやら…

 

中期マット塩ビ 在庫処分します

弊社で販売しております中期マット塩ビを在庫処分しますのでご協力ください。
中期グロス塩ビと同じメーカーの品物でいっしょに海外から仕入していたのですが、昨今の円安や値上げ等により現在の在庫にて廃番とさせていただきますのでご了承ください。

品番:中期塩ビ マット
仕様:1370mm幅×50M巻 裏グレー糊 屋外2-3年用
価格:通常 16,500円/本 → 在庫処分価格 10,000円/本(税込10,800円)
数量:15本
 

中期グロス塩ビはコンスタントに(微々たるものですが) 出荷がございますので今後も継続していく予定です。
今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

インクジェットプリンタ用のインクをメインに販売しているのである種 必然的にメディア販売も開始しましたが、同業他社さんがたくさんある中で弊社の営業力・コスト競争力では正直むずかしいというのが実感ですね。インクジェットメディアは利益率も低めで送料や倉庫代などのコストも小物よりかかりますしヘビーユーザーの顧客がいないと成立しないですね。
独自に海外から輸入している材料屋さんもございますがこの円安でだいぶ状況は変わっているのではないでしょうか?円高時代にボロ儲けしたでしょうから同情するつもりは全くございませんが!

 

塩ビの話

取引先から紹介いただいてインクジェットメディアの開発をされていた方に塩ビ・糊 その他いろいろ教えていただきました。

塩ビに混入する可塑剤の量が季節により違うとか「へぇー!」という内容ばかりでした。
塩ビに関しては工業製品は機械を動かせば同じものができるという認識は間違っているようです。

営業マンと技術者の視点の違いというところもあり面白いです。

営業マンの良い商品=「安い」「分かりやすいキャッチフレーズ」
技術者の良い商品=「仕様に適合している」「ロットぶれが無い」

乱暴にまとめるとこんなイメージです。

「ポリメリック塩ビ」=高耐久性 「モノメリック塩ビ」=低耐久性 などと簡単に分けられるものではなくメーカーの営業トークである。一番重要なのは可塑剤であると言っておられました。恥ずかしながら私も営業トークを信じておりました・・・。

前置きが長くなりましたが、この方が開発に携わった塩ビを含め「より良い商品をより安く」でインクジェットメディアの販売にも力を入れてまいりますので何卒宜しくお願い申し上げます。

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