AlibabaにあったTシャツプリンタ

昨日はローランドDGのTシャツプリンタについて「もう一工夫欲しい」などと、好き勝手なことを書いてしまいましたが、アパレル生産の本場 中国には興味深いTシャツプリンタがいくつもありました。

 

以前は先進国メーカーのパクリ機というイメージが強かった中国製プリンタですが、独自に進化の道を歩みつつあるようにも思えます。

 

このプリンタは下地白プリントをシルク印刷して、カラー印刷をインクジェットで行っているように見えます。印刷台がどこまで続いているのでしょうか(笑)

 

 

こっちのプリンタも印刷台がどこまで続くのやら…。ユーザーの要望に応じてカスタマイズするのでしょうね。

 

しかも、これらのプリンタは150万円くらいでAlibabaで販売されております。ちょっと衝撃的な価格ですが、価格を抜きにしても中国製プリンタの方がコンセプトが斬新ですし、意気込みを感じさせますよね。

 

日本メーカーの重箱の隅をつつくような新型プリンタを見ると、「もうちょっと何か無いのか?」と感じる今日この頃です。


シルク印刷用 長台を導入しました

異臭を放つ流し台を撤去して、空きスペースに6面の長台を導入しました。

 

あまり活躍していないエプソンのTシャツプリンタを活かすためにも、ちょっとくらいシルク印刷ができるようにしたいと考えました。予算的にも、上手くいかなくても許せる程度の金額です(笑)

 

 

大手のTシャツプリント業者ですと100面・200面くらいは当たり前の設備ですが、全く仕事のあてが無い現状で新たな作業場所を借りるほどチャレンジャーではないです(笑)

 

こちらは上野山機工社ウェブサイトから拝借した回転式印刷台の写真

 

長台以外のTシャツプリント設備ですと上記の回転式印刷台がありますが、現在はこちらが主流なのかもしれません。しかし回転式ですと、比較的小型の写真のタイプでも直径で3m以上のスペースを必要とするので、弊社には置き場がありません。

 

私も最近勉強したのですが、長台式と回転式では使用するインクから印刷の手順まで全く異なるのがTシャツプリントの面白いところです。

 

長台ですと使用するインクは水性インクとなり、回転式ですとプラスチゾルインク(油性)となります。インクの乾燥方法の違いでこうなるのですが、プラスチゾルインクは洗浄に有機溶剤を使用する必要があり、ちょっと抵抗感があります。

 

大量生産を志向する業者ですと、長台をたくさん用意するより回転式自動スクリーン印刷機の方がスペース効率も生産性も高いのかもしれません。ただし、巨額の設備投資が必要となります。

 

細かい説明は省きますが、弊社で導入した6面の長台というのはかなり生産性が悪いのは間違いない(笑)。注文枚数が6枚であれば最高の費用対効果となりますが、製版のコストを考慮すると最低でも20枚くらいの数量が欲しいところかと思います。

 

正直なところ損益トントンまでいけば御の字でしょうか?

 

プリント業務開始の目標は来春と非常にのんびりした計画なのですが、その頃には既に飽きている可能性も考えられます(笑)

 

予定では印刷技術・道具・インクなどいろいろ試しながら、今後も当ブログでご報告させていただく予定です。

 

ご期待ください!


またしてもTシャツインクジェットプリントの話

導入当初 全く仕事が無く、延々ノズルクリーニングの廃液を垂れ流していたエプソンのTシャツプリンタですが、最近 特に営業もしていないのですが、ありがたいことにチョコチョコと注文をいただけております。

 

たまたま白Tシャツへのプリントばかりだったので、とてもスムーズに完了いたしました。白Tシャツへのプリントであれば、100枚/日くらいプリントできそうですね。もちろん、そんなに仕事はありませんけど(笑)

 

で、懸案の前処理についてです。その後 販売店の営業マンや本職のTシャツプリント業者の方と話をする機会があり、いろいろ教えていただきました。

 

正直 Tシャツのロット等によりこれほど品質が変わるとは思っておりませんでしたので、弊社のやり方に問題があるのかも?と考えておりましたが、他社さんも同様の問題に悩まされているとのことで少し気が楽になりました。

 

しかし、少しでも安定的に綺麗なプリントを提供したいので、もう一工夫頑張りますよ!

 

「これをやれば100%上手くプリントできます!」という決定的な方法は無いのが現状のようですが、相応の手間をかけて少しずつ改善していくしかないのかもしれません。

 

ちなみに前回思いついた、前処理剤の粘度を上げてTシャツの表面をガチガチに固めるという方法は、話をしたTシャツプリント業者さんでも試したそうなのですが、インクを定着させる加熱工程でバインダーが繊維に絡みつかないため、洗濯堅牢度が悪く失敗だったそうです。

 

自分のような素人が思いつくことは、既に誰かがやっているんですよね(笑)

 

いろいろ面白い話を聞けて、とても勉強になりました。

 


またしてもTシャツプリントの話

弊社で導入したエプソンのTシャツプリンタですが、ちょこちょことお仕事を頂いておりまして担当者も作業に慣れてきた様子です。

 

一番の問題は濃色Tシャツへのプリント、ピンポイントで言うと前処理なのですが、品質にバラつきがあり上手くいきませんね…

 

Tシャツはトムスとかキャブといった、他の業者でもたくさん使用しているメーカーのものなのですが…。前処理のやり方が悪いのか、もっと良い前処理剤があるのか?

 

本日たまたま来社した販売店の方によると「同じ品番のTシャツでも、ロットによって変わったりしますよ」とのことです。織り方なのか糸なのか染め方なのか分かりませんが、ロットごとに微妙に生地表面の仕上がりが違うのだそうです。確かに仕上がりの品質にバラつきがあるので、そうなのかもしれません。

 

しかし、お客さんには綺麗にプリントしたモノを納めなくてはいけませんので、Tシャツのせいにしても仕方ありませんよね…

 

そんな状況の中、本日 たまたまミスプリントした黒Tシャツを洗って再利用を試みたところ、過去最高の品質でプリントができました(笑)

 

Tシャツに付着しているホコリや繊維クズが、前処理の品質が安定しない大きな原因なのかも!?、という現在の推論なのですが、果たして正しいのでしょうか?

 

スプレー式の前処理機を導入しているユーザーも多いと思いますが、どの程度プリント品質に差が出るのか、一度じっくり見てみたいものです。

 


Tシャツプリントは儲かるのか【雑感】

昨日 ご近所のTシャツプリント業 松栄シルクさんがKornit社のプリンタを増設した件を書きましたが、こちらの松井社長が独立起業した時は、ビニール製品へのシルク印刷をされていたそうです。

 

松栄シルク 松井社長のブログ  松井達人のタっと…一息

http://shoeimatsui.blog34.fc2.com/blog-entry-2938.html

 

以下引用ですが

「当時の塩化ビニールのプリント代はA4サイズ1色で6円〜8円、2色でも12円前後と安い工賃でした。一人分の日当を1万円として計算した場合、会社としての売り上げは最低でも3万円は必要で、その売上を確保するためには塩ビ1色ものを毎日5000枚プリントしないとやっていけないという状況でした」

 

葛飾区はタカラやトミーといった玩具メーカーがあったため、昔はビニール製品へのプリント仕事がたくさんあったのかと思います。現在ではこうした下請けの工場も、かなり無くなってしまったようです。

 

その後 円高によりメーカーが海外生産に移行したため仕事が無くなり、松栄シルクさんも意を決してTシャツプリント業に転向されたわけです。その後の発展ぶりは凄いものがありますが、人生も会社も何が転機になるか分からないものです。

 

それにしても、一刷り6-8円というのは驚くほど安いですね…。現在 Tシャツプリントであれば、一刷り100円前後が相場のようなのですが、そんなに生産性が違うのでしょうか?一口にシルクスクリーン印刷業といっても、印刷するモノにより工賃も業態も全く違うのが興味深いですね。

 

で、表題の「儲かるのか?」という命題ですが、個人的には可能性はあると思います。

 

・小さい初期投資で始められる

・一人でも始められる

・技術的にも、恐らく何とかなる(笑)

・粗利益率が高い

・セールスプロモーション業界と親和性が高い

・地域密着型ビジネスと親和性が高い

 

大儲けを企んで借金をしたりしない限りリスクの低い商売かと思いますし、Tシャツを作りたいというお客さんは不特定多数いるはずですので、何とかなりそうな気がするんですよね、根拠はないですけど(笑)

 

「Tシャツプリント屋になる」というよりは、あくまで副業的なイメージですけどね。

 

お金をかけなければいつでも辞められますから(笑)、ご興味のある方はまず、遊びでプリントしてみてはいかがでしょうか?

 


Tシャツプリント雑感

本日は失敗してボディーが足りなくなった分を数枚印刷しました。

 

だいぶ慣れてた感はありますが、技能が向上したというよりは「面倒くさいなー」と思わなくなった心理的なところが大きいですね(笑)。

 

印刷していて時折「あれ?」という場合もありましたが、重ねてスキージしてしまえば何とかなるものです…(笑)。が、本職のプリント業者の品質には達していないというのが、客観的な評価かと思います。

 

YOUTUBE動画を見ながら検証した結果、製版シートを表に貼ったのですが、これは裏側に貼るのが正解だったようです。メッシュの厚み分だけ隙間ができてしまい、プリント際がボケてしまったのかと思います。あとメッシュは#80を張っておりますが、ちょっとプリント際がギザギザしてしまいますので、合わせて検討課題です。

 

その他 Tシャツを斜めにセットしたためプリントが曲がってしまったり、プリント位置が微妙にずれていたりしましたが、今回は知り合いに配布するTシャツなので全て良品としました(笑)

 

仕事として請けるにはもう少し技能を向上させる必要がありますし、もう一工夫 生産性を高める必要があります。シルク印刷は初期投資も少なくて済みますし、個人的には面白い仕事だと感じておりますが、ビジネスとして成立するのか?という点も含め、いろいろ難しいところです。

 

そんな訳でシルク印刷機や製版機などの情報をウェブで集めておりましたが、以前ご紹介した弊社と同じ町内にある株式会社松栄シルクさんが、新たにKornit社のTシャツプリンタを導入したようです。

 

https://uenoyama-digital.com/case/

 

既に1台 導入済みでしたので増設ということになりますが、インクジェットに適した(シルク印刷では難しい)デザインのTシャツが増えているということなのでしょうね。

 

別のトレンドとしてはポリエステル製のドライTシャツの需要が増加しているということらしいので、Kornit社のポリエステルTシャツ用プリンタ Avalanche POLY PRO も導入する会社が増えるのではないかと思います。

 

こうして見ると、Kornit社のプリンタは非常に高価ですが結構売れてますよね。本当にユーザーの課題を解決してくれるプリンタを開発して「欲しい!」と思わせれば、3000万円プリンタでも買って貰えるのですから、日本のメーカーも似たようなモノばかり作らないで、もう少し独自性のある商品を開発していただきたいものですね。

 

重箱の隅をつつくような改良をしても、ユーザーの心に全く響かないですよ。

 


Tシャツプリントで儲けることはできるのか?【続き】

昨日の続きで、本日は黒Tシャツに白プリントを行いました。

 

濃色Tシャツの場合、濃くプリントをしないと地色が透けて見えてしまうので、プリント→仮乾燥→プリントという2度刷りを行う必要があります。

 

前回も書いた通り、Tシャツ用水性顔料インクは常温でも乾燥するので、手早く作業しないと版の目詰まりが発生してしまいます。ですので本業のプリント業者は予めTシャツをセットした長台で、一気にプリントをするわけですね。

 

しかし弊社の1面しかない印刷台では、Tシャツのセットからプリント・仮乾燥まで1枚ずつこなす必要があるので、どうしても目詰まりが心配です。そこで常温ではほぼ乾燥しないというインクを使用しました。

 


 

以前ご紹介した札幌市にあるシルクスクリーン印刷資材の販売会社 株式会社スタンスさんで購入しました。このインクは本当に優れもので、ほぼ版詰まりは無かったです!ただし普通のインクよりかなり高価です…

 

仮乾燥はヒートガンで、本乾燥はヒートプレス機を使用しました。

 

 

28枚プリントしまして、総作業時間1.5時間くらいかかりました。仮乾燥+2度刷りでとても作業性が悪いです。

 

総コストを計算してみると(インク使用量は大体です)

 

  • Tシャツ 白/黒 計49枚  17,500円
  • 製版用アイロンシート 200円(今回はサンプル品なので0円)
  • 黒インク  250円
  • 白インク  700円

 

ということで総原価 約18,650円でした。白Tシャツ@350円、黒Tシャツ@400円が材料代という感じですね。製版を外注にお願いすると50枚プリント時、原価が@100円高くなります。大手業者は仕入価格ももっと安いでしょうし、自社製版なので製版代の収益も大きいのでしょうね。

 

一番高いコストは人件費ということになりますので、兎にも角にも生産性を上げる必要があります。価格競争も激しいですが、数十万円-100万円程度の設備投資で十分 Tシャツプリント業者として成立しそうな気がしております。スペースと安定的な受注があることが大前提ですが(笑)

 

不良品を出さないようにするため印刷技術の向上は必須ですが、現在 大手のTシャツプリント業者もいろいろな経験を経て大きな工場になったのでしょうから、何事も経験が大事ですよね。

 

一仕事やり終えた今、充足感と「もっと上手くやれたはず」という不満感に満たされておりますが、テーマが見つかってちょっとやる気が湧いてきました!

 

Tシャツプリントは手作り感がありとても新鮮でしたが「一日中やれ!」と言われたら、ちょっと遠慮してしまうかもしれません…、飽きっぽいので(苦笑)

 


Tシャツプリントで儲けることはできるのか?

昨日 版を作りまして、本日 シルク印刷にチャレンジしました。

 

21枚プリントしまして、3枚も失敗してしまいました…。初めてなので仕方がないとしよう。

 

Tシャツのセットと取り外しに手間取り、意外と時間がかかりましたね。版上のインクはどんどん乾燥してきますし、もの凄く急かされます。

 

版の洗浄も目詰まりしたインクがなかなか綺麗に落ちませんし、印刷は一瞬ですがそれ以外の作業の方もたいへんです。全工程 約1時間くらいで作業を終えました。

 

完成したTシャツがこちら

 

本職のTシャツプリント業者はどんな感じなのか?YOUTUBEで探したところ、結構 規模の大きいプリント業者の動画がありました。

 

https://www.youtube.com/watch?v=o-zkwV1KKKk

 

1色・裏表2ヵ所プリントの49枚を、Tシャツのセットから印刷終了まで約15分でこなしておりました!しかも濃色Tシャツなので、2回重ね塗りしております。凄いスピードですね!

 

恐らくですが、Tシャツの販売価格は@1,000円くらいだと思いますので、検品と梱包を含めて30分弱で50,000円の売上ですから、効率良いですよね(+製版の作業時間がありますが)。お金を刷っているいるような感覚かもしれませんね(笑)

 

こちらの工場は動画に写っているだけで、約5名の社員がいらっしゃいましたが、100面のTシャツ用長台があるようですので、1日に2,000枚とか3,000枚とか、もしくはそれ以上のプリント能力があるのかもしれません。

 

この規模になってくると、毎日朝から晩までコンスタントに稼働できる仕事を集めなくてはいけませんので、それはそれで大変なのかもしれません。Tシャツはシーズンもありますしね。

 

現状 プリントの仕事がない弊社ではもちろん、こんな大きな工場は運営できませんが、生産効率を上げるための設備・作業や工夫など、いろいろ見習わなくてはいけませんね。見様見真似ですが、もうちょっと工夫して生産性・品質を向上させたいです。

 

結論としては、この印刷台 1台では大儲けはできないということでした…、5万円の印刷台で大儲けは虫が良すぎますよね(笑)

 

 

明日は黒Tシャツ&白プリントにチャレンジします!

 


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